マルチエフェクターかよ。モノホンエフェクター買えや、本物のやつをよ!
マルチエフェクターに関しての感想や意見はこのようなものも散見されます。
たしかにマルチエフェクターは少し質を落として詰め込んだ印象があるかもしれません。
そしてその意見は確かに分かるので、批判することはできません。
質の悪いマルチもあることは事実ですし。
ただし安さは抜群。
その中でもエフェクトの種類の多いStompbox ModelerM5について解説していきたいと思います。
このモデルはMシリーズの中でも一番安価で手の出しやすいしシリーズ(下位モデル)です。
ですが音質はあなたが思っている以上。
この記事でマルチエフェクターへの一種の風評被害のようなものもなくなったらなと思います。
その他のMシリーズはコチラ
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M5のスペック
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Stompbox Modelerには種類がある
ライン6のマルチエフェクターの中でも一番コスパが良くて安いのがこの記事で紹介している「M5」というモデルです。
M5のほかにも兄弟機として、「M9」「M13」の二つがあります。
つまり。Stompbox Modelerの種類は「M5」「M9」「M13」の三つに分けられるという事なんですね。
この記事で紹介するのはストンプボックスモデラーのM5で一番お値段が安いモデルです。
M5の特徴
100種類以上のエフェクト
簡単に言えばLINE6のこのM5は歪、空間、モジュレーションなどを100種類以上モデリングされています。
もちろんこの記事で紹介しているマルチエフェクターの M5もストンプボックスモデラーシリーズです。
しかし、 LINE6には以前よりストンプボックスモデラーシリーズというのはありました。
M5よりももっと前です。
以前のストンプボックスモデラーシリーズの中では名器と名高い4つのコンパクトエフェクターがありました。
- DL4ディレイ
- DM4歪み
- MM4モジュレーション系
- FM4(フィルター系
そして上記4つのエフェクトを全て搭載し、さらに+αで様々なエフェクトを追加したことによりできたのがM5なのです。
エフェクト数が100種類以上も搭載されています。
24個のプリセット
100種類ある中のエフェクトに24個のプリセットに記憶させておくことができます。
たとえばライブでは、エフェクターボードの中の1つとしてM5を設置しておき、エフェクトした音を「ここだ!」という場面で流すということができます。
その他のプリセットは曲の合間に変更する事で再び使用する事が可能です。
たとえばプリセット1を1曲目に。
そして曲の合間にプリセット2に変更し2曲目で変更するという使い方になります。
歪のレベルを変えたい場合や、ディレイタイムの設定を変えたいという場面が出て来るかと思います。
そういう場面に対応するように、24までのプリセットが設定可能なので、設定して使うようにしましょう。
また、スタジオリハーサルの場合も大いに役立ちます。
さすがに、ライブ当日は大きなセットを持ち歩かなければなりませんが、スタジオリハーサル程度なら、 M5でさくっと終わらせることも可能です。
年齢と共に大きな荷物を運ぶのは辛くなっていきますから。
M5の使用注意点
同時駆動は一個まで
多くの方は理解しているかもしれませんが一応ここで忠告しておきます。
LINE6のM5の同時駆動数は1個までとなっています。
したがって、演奏の中に変えることは難しく曲の合間にちょこちょこと変えなければなりません。
複数のエフェクトをペダルだけで変えたいのであれば、M5ではなく M9やM13を使用しなければなりません。
ただし価格も高くなるので注意してください。
M5の使い方はここぞ!という時に
M5は100種類のエフェクトを24個のプリセットに登録する事ができます。
しかし曲中でそのエフェクトやプリセット変更をする事は難しいので、曲中のここぞという場面に飛び道具的に使うことが多いです。
ライブハウスでは多くのギタリストが Stompbox Modeler M5を使用していますが、このような使い方をしている人ががほとんどです。
音色の変更はその他なエフェクターを使用するのが一般的な使い方があります。
したがって、これはコレ1個持っていけば全てライブはOKというわけではないので注意しましょう。
しかしここだという場面にM5を使うことができれば、その曲の印象はバッチリ残るはずです。
ライン6 Stompbox Modeler M5のレビュー
デモ録で大活躍
ギタリストのエフェクター選びの結論としては本物のペダルを買うということで落ち着きますよね。
その方が、純粋にいい音になりますから。ギタリストとして妥協しないで、そこは良い音を追求するっていうは大事です。
それもそうなんですが、デモとか録っているときに、ちょっとここだけエフェクト欲しいなって言うときありませんか?
そのためにいちいちその効果を買うのもお金がかかるし、ちょっと大変。
でもライン6 Stompbox Modeler M5を買うことでちょっと使いの場面も解決。
100個くらいのエフェクターを、曲がりなりにも手に入れたのと同じなのですから。
ライブに使用するのはちょっと…という方に対しては、デモ録に使用するとなればそれはそれは経済的でいいなと思います。
宅録とか、ライブで一か所だけちょっとエフェクター要るなっていうときには、抜群の効果を発揮します。
実は音も本格志向
何よりすごいのは、この手のマルチエフェクターは器用貧乏だったりしますが、M5の場合はけっこう音が本格的だということです。
リバーブもディレイもクオリティ高く、聴いていてやる気の出る音だと思います。
一度に一個のエフェクトしか選べない(同時駆動は1個という事)ので、個人的にはリバーブ、ディレイなど空間系を使うことが多くなっています。ですが、その用途だけでばっちりです。
アナログディレイのシュミレートやテープエコーのシュミレートも素晴らしい。
あとは意外なのは、EBSのオクターバーを模したパッチは、音の遅れもなく、太いオクターブ音で、使える音だなと思いました。トラッキングすごく優秀。
新品で購入すると15000円くらいするのですが、実は中古で見つけると安いです。
私は自宅録音用にM5を購入しましたが、サクサクパッチを切り替えてライブで使いたい人には、もう1ランク上のM9とかが良いかもしれないです。
ストンプボックスモデラーM5のまとめ
デモ録用には十分すぎる仕様、もちろんライブでも使用可能です。
ライブでの使い方は、一度に一個しか使えないので、曲の合間に変更して、曲中で飛び道具的に単発で使うことになるかと思います。
単発だけか…と思う方、ご安心ください。
ライン6のストンプボックスモデラーのシリーズには、M5だけではなくまだまだ2つのラインナップが存在します。
ライブでしっかり使いたいなら「M9」、Stompbox Modelerハイグレードモデルの「M13」がおすすめです。
以下の記事からお進みください。
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