2019年にNAMMで発表されて以来、使いやすさ、音の良さ、コストパフォーマンスの良さで人気沸騰中であるZOOMのG1 FOUR/G1X FOURを今回は紹介します。
【ZOOM】G1 FOUR/G1X FOURとは?
アンプシミュレータは90年代から様々なメーカーからリリースされました。
高価格であるものは当然、再現性もリリースされた時点での最高峰の技術が盛り込まれてますが、ギターキッズやアマチュアギターリストにはなかなか手が届きづらいものでした。
G1 FOUR/G1X FOURをはじめとするZOOM社の製品はとにかくコスパが高い。
G1 FOUR/G1X FOURやその他のZOOMの製品は、ギターキッズやアマチュアギターリストに対しても手が届きやすい価格設定が魅力的なメーカーです。
比較的安めの料金と言えど、高価格帯の製品に負けないサウンドを提供しようという意気込みが感じられます。
これこそがZOOMのG1 FOUR/G1X FOURの最大の特徴でもあります、
筆者もギターを初めて長らく経ちますが、10代の頃にZOOM社のマルチエフェクタにはかなりお世話になりました。
現在のZOOMのエフェクターは、90年代にリリースされていたエフェクターとは比べ物にならないくらいリアルなサウンドがお手軽な価格で入手出来るので、今の若い人達はとても恵まれており羨ましいです。
G1 FOURとG1X FOURの違い
ではG1 FOURとG1X FOURの違いは何なのでしょうか?
その違いとはG1 FOURとG1X FOURの違いはエクスプレッションペダルの有無です。
G1X FOURにはエクスプレッションペダルが搭載されています。
- ボリューム
- ワウ
- ピッチ
- ディレイ
これらのコントロールが可能になっています。
ブルースなどの演奏中にワウを使用してブルージーなソロを弾いたり、ピッチコントローラでトリッキーなフレーズを弾いたりとプレイヤーの工夫で様々なことが可能。
ペダルが一体化しているメリットとしては、取り扱い易さ。
宅録などでお手軽に演奏が楽しめるのがG1X FOURの魅力です。
【ZOOM】G1 FOURとG1Xonの違い
では似たようなZOOMの機材で「G1Xon」というものがありますが、G1 FOURとG1X FOURと比較すると何が違うのでしょうか。
G1 FOURとG1Xonの違いについてですがG1XonはG1 FOURの前の機種。
G1Xonの後継機がG1 FOURとなっています。
また、前機種のG1Xonと後継機のG1 FOURには若干の違いがあり、
- G1 FOURは宅禄やライブでの演奏用途向け
- G1Xonは自宅での練習用機材としての使用
このような使用方法に向いていると思います。
G1 FOURはモデリングアンプ、エフェクタ、パッチ設定など細かく設定を作り込んでいける機材です。
一方で、G1Xonは直感的に操作が出来るようにオペレーション方法がシンプルに設計されています。
ギターに関しては、普段の練習ではお気に入りの音色が直感的な操作ですぐ演奏に入れることが重要。
それを考慮して、メーカーの設計者もG1Xonはシンプルオペレーションを第一に設計したのではないかと思います。
対してG1 FOURはライブなどの曲目ごとの音色を細かく事前に設定しておくことが可能。
それでいて機材自体が小さいのでライブ会場に気軽に持ち運べるのも良いと思います。
G1 FOUR/G1X FOURの違いを比較
G1 | G1X | |
メーカー | ZOOM | ZOOM |
価格 | 若干安い | 若干高く |
アンプモデル | 13種 | 13種 |
ドラム音源 | 68種 | 68種 |
CTRL1 | ボリューム | ボリューム |
CTRL2 | ワウ | ワウ |
CTRL3 | ピッチ | ピッチ |
CTRL4 | ディレイ | ディレイ |
その他 | – | EXペダル |
G1 FOUR/G1X FOURの特徴
特徴1 モデリングアンプ・キャビネットのサウンドが良い!
90年代後半から様々なメーカーにてモデリングアンプ製品がリリースされてきました。
代表的なのがLine6社のPOD。
現在リリースされているモデリングアンプエフェクターは価格帯が20万超えするものから数万円するものまで様々。
ですが、G1 FOUR/G1X FOURに内蔵されているモデリングアンプ・キャビネットはこれ一個で実践においても十分使えるサウンドです。
ギターを初めて昔々に初めて某社のマルチエフェクタを購入しましたが、スカスカなディストーションサウンドしかしませんでした。
今の若者はZOOMのG1 FOUR/G1X FOURを使えば、こんなに低価格でリアルサウンドが体験出来て羨ましい限りです。
特徴2 場所を選ばず演奏可能
G1 FOUR/G1X FOURは乾電池もしくはUSB電源、別売りのアダプタ経由でのAC電源が利用可能。
ライブ会場のコンセントは様々な機材が電源を利用しており電源にノイズが乗ることが多いです。
また電圧も安定しないことが多く電源関係のトラブルも発生したりします。
G1 FOUR/G1X FOURのように乾電池駆動であれば、そのようなトラブルが避けられクリーンな電源で演奏可能な為、サウンドも良くなりおすすめです。
また、乾電池であればストリートでの演奏も可能なのでストリートミュージシャンにも良いのではないでしょうか。
特徴3 気軽に持ち出せる!
片手で持てるサイズの機材で複数のアンプ、キャビネット、エフェクトを気軽に持ち出せてどこでも保存したサウンドが出せるのが最高に良いです。
【ZOOM】G1 FOUR/G1X FOURのデメリット
製品の価格に対して出せるサウンドは良いと思いますが、上には上があり高額なモデリングアンプと比較するとやはりサウンドとしては劣ると思います。
まあ、この価格帯で最高のサウンドが得られてしまっては商売あがったりですからね(笑)
自宅やライブなどでアマチュアが楽しむレベルなら十分なサウンドだと思います。
あとZOOMのG1 FOUR/G1X FOURに対して要望を挙げるとしたら、スマホやタブレットのアプリ経由で各種設定が出来ると利便性が良くなるのではないかと思います。
現在ではスマホアプリと連動させるなんて言う機材は当たり前のように存在しますから。
良くも悪くもクラッシックということでしょう。
G1 FOUR/G1X FOURの音作りのコツ
アンプ経由で音を出す場合
アンプ経由で音を出す場合、良くも悪くもアンプの癖が音に入ります。
アンプの良さを活かしつつG1 FOUR/G1X FOURのエフェクターで色付けしていくのが良いと思います。
たとえばMarshall(マーシャル)アンプであれば、アンプ側は軽く歪ませた状態でG1 FOUR/G1X FOURのエフェクトでブーストするといい感じのサウンドになります。
また、キャビネット経由で音を出すのであれば、G1 FOUR/G1X FOUR側のキャビネットモデリングはキャンセルした方が良いサウンドが出ます。
スピーカー経由で音を出す場合
アンプ経由ではなくスピーカー経由であればG1 FOUR/G1X FOURの音がストレートにそのまま出せます。
ストレートに音が出るため、モデリングアンプ、キャビネットの設定を微調整しながらお気に入りの音を出しましょう。
ヘッドフォンで音を出す場合
ヘッドフォンで音を出す場合、ヘッドフォンの性能で音質が決まってきます。
少し値段はかかってしまいますが、良質なヘッドフォンで音を出すのがおすすめ。
業界標準のヘッドフォンなので音は間違いありません。
音を出すコツはスピーカー経由の時と同様ですが、ヘッドフォンの場合、音の入力レベルを気をつけないと音割れしますので注意してください。
【ZOOM】G1 FOUR/G1X FOURの筆者の使い方
筆者の場合、ギターを弾きたくなったらすぐ音が出せる状態が良いので自室にスピーカーとG1X FOURを置きっぱなしにして電源を入れたらギターが弾ける状態にしてます。
ギターを弾く前の準備に手間がかかると、どうしてもギターを弾こうというモチベーションが落ちてしまいます。
このような経験は誰しもあるのでははないでしょうか。
ですから私の場合はそうしてます。
毎日ギターを弾くと新しい気づきがあったり、上達も早くなったり何より楽しいです。
ZOOMのG1X FOURを置きっぱなしにしておけば、今まさにギターを弾きたい!という気持ちが失われませんから。
ZOOMのG1 FOUR/G1X FOURはこんな人におすすめ
もちろんギター初心者には絶対おすすめなのですが、G1 FOUR/G1X FOURは上級者まで幅広い人も実際に使っています。
ギター生活を便利にするために使ってもらいたい製品です。
現在、コロナウィルス感染症の影響で自宅で過ごす時間が増えていると思います。こんな時こそG1 FOUR/G1X FOURを使ってギターを楽しみながらSTAY HOMEするのが良いのではないでしょうか。
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