この記事ではドリームシアターの最高傑作や名曲集をまとめています。
また、ドリームシアターの名曲にギター難易度を付けてみたのでギタリストの方はぜひ参考にしてください。
上から順にドリームシアターの名曲度が高い順位並んでいます。
したがって、ギターの難易度は順不同となっています。
Pull Me Under
ボーカル | 伸びやかなハイトーンボーカル |
ギター | 切れのいいバッキングリフ |
ベース | スタッカートが曲にリズムをもたらす |
ドラム | 曲調に合わせてメリハリのついたドラミング |
キーボード | メロディアスで曲を引っ張る存在感 |
曲調 | 徐々にスピードアップ |
名曲度 | 100点 |
ドリームシアターの最高傑作といったらコレ、ポーミアンダー!!素晴らしい展開や重厚感がありながらも、決して聴きづらくない名曲。
プログレ初心者から上級者まですべての人に聴いて欲しい。
ゆっくりとはじまりつつも、徐々に盛り上げてサビで爆発させる印象です。爽快感がとてもある楽曲ですよ。ジェイムズ・ラブリエの突き抜けるハイトーンが光る楽曲です。全体的にキーボードが盛り上げている印象です。ぶつ切りのように終わるラストは楽曲のテーマであるハムレットの死を意味しているといわれています。
ギターの難易度はドリーム・シアターの中ではそれほど高くはありませんが、印象に残るリフやアルペジオが特徴です。ブリッジミュートをしっかりかけて、曲に勢いを出す必要がありますよ。バッキングはハイポジションも使うことで、切れのあるサウンドが曲にアクセントを与えています。サビ前のソロフレーズがかっこよく、感情的に弾きたいところです。とても人気がありライブでも盛り上がる楽曲なので、ドリーム・シアターのコピー入門に持って来いな楽曲ですよ。チューニングはレギュラーです。
Metropolis, Pt. 1: The Miracle and The Sleeper
ボーカル | 伸びやかなハイトーンボイス |
ギター | 複雑で攻撃的なリフが印象的 |
ベース | 圧巻のタッピングソロ |
ドラム | 目まぐるしく変わるドラミング |
キーボード | ギターとのソロバトル |
曲調 | ドラマのように曲調が変わる |
名曲度 | 96点 |
複雑なキメがかっこいいドラマティックな楽曲
目まぐるしく曲調が変わる、ドラマのような楽曲です。10分近い楽曲なのですが、長さを全く感じさせない魅力があります。ドラムが印象的で、手数が多く転調が多いです。キメが多く、バンドの完成度の高さが証明された楽曲ですよ。
ギターは、リズムを把握することが大変です。変拍子と転調がとても多いので、曲を覚えることから始める必要がありますよ。聴きなれないリズムが多く、譜割に苦戦することが予想されます。
アーミングやマシンガンピッキングなどの技術が求められる部分が多く、幅の広いスライドフレーズやキメが入ってくるので、不要なノイズにも気を付けたいところです。速弾きのユニゾンもバンド内でしっかりと合わせないと曲の雰囲気が崩れます。完全コピーにはかなり時間がかかると思います。
Take The Time
ボーカル | ハードロックのような荒い歌唱 |
ギター | ジャンルレスともいえる弾きまくりギター |
ベース | スリーフィンガーを利用した変拍子ベース |
ドラム | 複雑で手数が多いドラミング |
キーボード | 明るさを表現しつつ技術も見せつける |
曲調 | 目まぐるしく曲調が変わる |
名曲度 | 95点 |
明るさを感じるプログレッシブハードロック
どこか明るくやんちゃなアメリカンハードロックを感じる楽曲です。明るい部分と暗い部分のメリハリや変拍子が印象的で、目まぐるしく曲調が変わるプログレッシブ要素もふんだんに盛り込んでいます。ギターとキーボードの掛け合いの部分がとてもかっこいいですよ。最後は壮大な惹きこまれる雰囲気にまで到達する、時間が短く感じられる楽曲です。
目まぐるしく変わる曲調をしっかりと理解して演奏したい楽曲です。変拍子や飛び道具的な技術も多く使われているので、演奏しごたえのある楽曲ですよ。
イントロからのポリリズムで心を奪われます。(載せたYouTube動画にはイントロがカットされています。)
また、Take The Timeの代名詞でもあるユニゾン部分は鳥肌もの。そこに遊ぶようにハイハットで刻まれるドラミングが溜まりません。
ハーモニクスやアーミング、タッピングやボリューム奏法と長い尺ではないですが、部分的に使われておりテクニックが盛りだくさんなギターです。ユニゾンフレーズや緩急をつけたフレーズが多く、総合力が求められる楽曲ですよ。
The Dance Of Eternity
ボーカル | お休みです |
ギター | 弾きまくりで変拍子を多用して盛り上げる |
ベース | 圧倒的超絶技巧 |
ドラム | 歯切れの良いドラム |
キーボード | 軽快で明るい曲のイメージを表現 |
曲調 | 次々に変更されるが乗りやすい |
名曲度 | 93点 |
テクニックの応酬
楽器隊のテクニックを存分に堪能できる楽曲です。すべての楽器の難易度が高く、様々な変拍子を盛り込んだプロでなければ弾きこなせないほどの圧倒される楽曲です。複雑な構成なのですが、タイトル通りダンスを感じる軽快な楽曲で聴き手を飽きさせることがありませんよ。気が付けばあっという間に終わってしまう印象です。
ギターは変拍子しかつに多様なフレーズでも少しずつポジションを変更しているので覚えるのが大変な楽曲です。アルペジオ的な複数の弦を移動する運指フレーズが多く、正確なピッキングと余弦のミュートが要求されます。ほかの楽器とのユニゾンが多いのでリズムをしっかりと感じて合わせなければ楽曲が崩れてしまいます。
ギター演奏の印象としては、ひたすらテクニカルなトレーニングフレーズに挑戦している印象です。音数が多く楽曲自体も長いので、終わりが見えない感覚に陥ります。それほどの難易度で、所見では跳ね返されると思います。思ったより使用している技術は少ないので、基礎力が試される楽曲です。
As I Am
ボーカル | 粘りのある低音ボーカル |
ギター | 圧巻のマシンガンピッキング |
ベース | 出だしのハーモニクスが印象的 |
ドラム | ずらした高度なドラミング |
キーボード | 控えめな印象だが曲の怪しさを表現 |
曲調 | 暗めで重厚な曲調 |
名曲度 | 90点 |
重厚で壮大なメタル
ダウンチューニングで演奏される低音が効いた重厚なサウンドが魅力です。怪しげな冒頭から徐々にノリのいいリズムが生まれ、サビでまた怪しげな雰囲気のある重厚なメロディーで曲の雰囲気を強調していますよ。シンプルな構成で、聴きやすい楽曲という印象があります。ギターサウンドがメインで、力強さを感じる楽曲です。
出だしのフィードバックは曲の印象を決める部分なので、正確に出力したいところです。ピーというノイズが鳴らないように気を付けましょう。
ギターの一番の魅力は、ギターソロの長い尺のマシンガンピッキングです。正確なピッキングと耐久力を要求されるフレーズです。かなりのスピードなので、最低限の力で押さえて指を弦から離す動きに意識を置いたほうが演奏しやすいですよ。アルペジオは空間系を深めにかけて、揺らぎをしっかりと表現するほうが雰囲気が出ます。
Another Day
ボーカル | 感情をこめて歌い上げる美しいボーカル |
ギター | ロングトーンが聞いた哀愁あるフレーズとアコギアルぺジオ |
ベース | 裏方でバンドを支えている印象 |
ドラム | 裏方でバンドを支えている印象 |
キーボード | 切なさを表現した控えめな演奏 |
曲調など | スローバラード |
名曲度 | 89点 |
王道バラード
ドリーム・シアターには珍しいシンプルな王道バラードです。耳に残りやすく感動的なメロディーで、どこか切なさを感じる楽曲ですよ。王道の楽曲を作っても素晴らしい音楽を製作できるバンドの実力を証明した楽曲です。サックスパートが良い仕事をしており、楽曲に深みを付け加えています。ボーカルが印象的で、ジェイムズ・ラブリエのどの楽曲でも歌いこなすという評価を証明していますよ。
アコースティックギターとエレキギター2人で表現したい楽曲です。アコースティックギターはピエゾピックアップやアコースティックシミュレーターで代用可能ですよ。アコースティックのアルペジオは指で演奏しています。フィンガーピッキングの練習が求められますが、難易度が高いわけではないので慣れるのにぴったりです。
ギターソロは表情豊かなチョーキングやビブラートが求められます。ところどころに速弾きも入ってくるので、メリハリをつけた演奏が重要ですよ。
The Spirit Carries on
ボーカル | 感情に訴えかけるボーカル |
ギター | 感情的に弾きまくる印象 |
ベース | おとなしめだが運指が多く忙しい |
ドラム | 重厚感を表現したドラム |
キーボード | ピアノサウンドで切ない雰囲気を表現 |
曲調 | スローでゆったり感を得られる |
名曲度 | 87点 |
壮大で会場を惹きこむ楽曲
キーボードとボーカルのみで始まり徐々にほかの楽器が増えていく楽曲です。曲の展開もどんどん壮大なものになっていくので、クライマックスではライブの場合、会場が1つになった感覚を覚える楽曲ですよ。ギターの主張が強めの楽曲で、ジョン・ペトルーシの表現力の高さをうかがえる楽曲です。
バッキングはクリーントーンに近いサウンドなのですが、合間に入ってくるフレーズは歪んだサウンドです。音色の切り替えが重要になる楽曲です。静かな印象の楽曲ですが、ギターは自由に弾きまくりの印象です。
空間系を使用したり曲が盛り上がるにつれて、バッキングの歪みが増して単音フレーズを弾きまくるという展開になります。使用する技術は少ないですが、音をしっかり伸ばすことやチョーキングやビブラートで感情が伝わるように演奏しています。楽曲に入り込んで演奏する必要がありますよ。
Under A Glass Moon
ボーカル | 力強いハイトーンボイス |
ギター | 耳に残る印象的なソロ |
ベース | ギターとのユニゾンが心地いい |
ドラム | 細かいリズム変化が曲にアクセントを与えている |
キーボード | 聴きやすさとギターとのバトルのような弾きまくりフレーズ |
曲調 | ヘヴィで疾走感がある楽曲 |
名曲度 | 85点 |
幻想的でハードな楽曲
プレグレッシブ要素が入っていますが、キャッチーで聴きやすい楽曲です。ドリーム・シアターを初めて聞くという人にもおすすめしやすい楽曲ですよ。とても疾走感があり爽快感もある何度も聴きたくなる特徴があります。聴けば聞くほどいい曲になる俗に言うスルメ曲という印象です。
イントロのユニゾンフレーズで何だこの曲と興味を惹かれる楽曲です。変拍子フレーズやシュレッド、スウィープやタッピング、スライドなど技術が詰め込まれています。スウィープはワイドストレッチで、慣れないポジションに苦戦しやすいです。タッピングはシュレッドの中に入ってくるので、ノイズやもたつきに意識を置く必要がありますよ。スライドも多いので余裕をもってプレイをしたいところです。
フローティングアームを使用したクリケット奏法も使用されており、とてもいいアクセントになっていますよ。コピーする場合はアームが必要です。技術は求められますが、メロディーは頭に入りやすい楽曲なので、すぐにコピーし始めることが可能だと思います。
Panic Attack
ボーカル | 楽曲に引き込む表情豊かな歌唱 |
ギター | メタル要素を盛り込んだ重低音 |
ベース | イントロから手数の多いベースライン |
ドラム | シンバルが印象的な攻撃的なドラミング |
キーボード | 曲の印象を決める重要な役割とテクニック |
曲調 | スピード感のあるスリリングな曲調 |
名曲度 | 81点 |
ヘヴィで展開が多いが理解しやすい楽曲
曲全体として流れるような疾走感のある曲調が魅力な楽曲です。すべての楽器に見せ場があり、スリリングな展開が曲の雰囲気を際立たせます。テクニックの応酬だけでなく聴きやすさにも重点を置いており、プログレッシブが苦手な方にも受け入れやすいキャッチーな楽曲ですよ。
バリトンギターで演奏されており、とてもヘヴィな楽曲です。キーボードやベースとのユニゾンフレーズが多いのでしっかりと合わせてインパクトを残したいところです。ギターソロは高速フルピッキングやスウィープなどのスピードフレーズが続きます。音の粒がしっかりそろっているので、右手と左手のズレを抑えたいところです。
クロマチック系のフレーズが多いのですが、1フレットを飛ばしたりなど変化をつけているのでしっかりポジションを把握しましょう。速い展開の中にチョーキングを混ぜてくるのでノイズ対策が重要です。ためたチョーキングではなく、スピード感のあるチョーキングが求められます。
Untethered Angel
ボーカル | 綺麗さを感じる流れるような歌唱 |
ギター | キーボードとのバトル |
ベース | テクニックを見せつつバンドを支えるベースライン |
ドラム | 控えめでリズム隊に徹している印象 |
キーボード | ギターとのバトル |
曲調など | ミドルテンポ |
名曲度 | 78点 |
美しいハモリが特徴の流れるような楽曲
どこか神聖な雰囲気を感じさせる楽曲です。サビのフレーズがとても頭に残り、ふとした時に思い出してしまう中毒性を持った楽曲です。いつも通りハイレベルなテクニックを見せてくれる楽曲なのですが、複雑さが少なくキャッチーで親しみやすい楽曲です。間奏のギター、ベース、キーボードのユニゾンが楽曲の見所です。
複雑なフレーズは少ないのですが、スライドでアクセントをつけたりと工夫が必要になる楽曲です。移動が多くワイドストレッチといえるようなフレーズもあるので、1音1音しっかりとピッキングする必要がありますよ。スウィープの中にタッピングを盛り込んだり、タッピングのみで複数の弦を移動するフレーズもあるので、フィンガリング力が必要になります。
バッキングパートは単音で動き回るフレーズが多いです。ゆっくりとした動きから練習を始めて、左手にポジションを覚えさせることが重要ですよ。
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