DD-8とは、2019年リリースのBOSSデジタルディレイ最新モデル(2020年時点)です。
2008年にリリースされ多くのギタリストの高評価を得てきたDD-7をアップグレードしたものとなります。
モデルチェンジをするごとに様々な機能を追加してきたDDシリーズ。
その最新モデルのDD-8 Digital Delay(デジタルディレイ)を紹介します。
DD-8 Digital Delayのスペック
商品名 | DD-8 |
メーカー | BOSS |
概要 | デジタルディレイ |
特徴 | 多彩なデジタルディレイ機能 |
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DD-8 Digital Delay(デジタルディレイ)とDDー7との違い
DDー7とはDD-8の前身モデルです。
DD-8はDDー7の後継機になります。
ただその特徴を受け継いでいるだけではなく、大きな違いはディレイモードの種類が増えたことです。
DD-7は8種類だったのに対してDD-8はなんと11種類に!「+RV」「WARP」「GLT」新たに3つのモードが追加されました。
同時リリースされたDDー3Tとは?
DDー3Tとは、シンプル設計で人気のあったDDー3にタップテンポ機能が追加されたアップグレードモデルです。
多機能のDD-8とは違いDDー8Tはシンプルな機能をメリット、特徴としたモデルで「簡単な操作がしたい」、「基本的なディレイだけで良い」、そんなニーズに向けて開発されたシンプル構造のディレイペダルがDDー3Tです。
DD-8 Digital Delayの基本構造と使い方
5つのジャック端子
〔OUTPUT〕A、B、二つの出力端子
〔INPUT〕A、B、二つの入力端子
〔TEMPO/EXP〕外部フットスイッチ、ペダルを接続する端子
※ノーマル接続はA入力端子からA出力端子を使います。
4つのコントロールノブ
〔 E.LEVEL〕 : エフェクト音の音量を調節します。右に回すほど大きくなります。
〔FEEDBACK〕: ディレイ音の繰り返す回数を調整します。右に回すほど多く繰り返します。
〔TIME〕 : ディレイタイムを調整します。右に回すほどディレイ音の間隔が長くなります。
〔MODE〕 : ディレイモード選択をします。
DD-8 Digital Delayの11種のディレイモードの特徴
STANDARD
基本となるデジタルディレイです。入力された音を忠実に繰り返し、クリアな響きのするディレイ音です。
ANALOG
BOSS DM-2(アナログディレイ)の音質をモデリングしたディレイです。繰り返し音(ディレイ音)が徐々に劣化していく性質を持ち、BBD素子(アナログディレイで使われている電子部品)特有の暖かみのあるジュワっとしたディレイ音が特徴です。
TAPE
テープエコー独特の揺らぎのあるディレイ音が出ます。素朴で懐かしの元祖ディレイエフェクトの音質を再現しています。
WARM
STANDARDの音をマイルドにしたディレイ音。少し粘りと温もりのある音です。
REVERSE
入力された音を逆再生したディレイ音が出ます。
+RV
リバーブエフェクトが追加されたディレイ音が出ます。
SHIMMER
ピッチを変えた音を混ぜたディレイ音です。高ピッチな音が後から追って重なっていくようなイメージ。
MOD
モジュレーションエフェクトディレイを作り出します。シュワ〜っとした特有の揺らぎを持った音が出ます。
WARP
ペダルを押している間どんどんフィードバックが増幅され広がりのある幻想的な音を作り出します。
GLT
ペダルを押している間、機関銃のようなタタタタと音が重なり合っていくような音が出ます。
LOOP
最大40秒までのフレーズ録音ができ、繰り返し再生ができます。さらに録音したフレーズに重ねて録音(オーバーダビング)することができます。
DD-8 Digital Delay(デジタルディレイ)の機能の使い方
テンポディレイ機能
本体のペダルスイッチを使ってディレイタイムを調整することができます。
この機能は好みのテンポをペダルを踏むことにより直接入力、調整できる機能です。直感的なテンポ調整ができる便利な機能ですね。
外部フットスイッチの活用
別売の外部スイッチ(FSー5U、FSー6、FSー7)を接続して前述したテンポディレイ、LOOP機能を使うことも可能です。外部スイッチを使うことでより簡単な操作で機能を使うことができるので便利です。
TWIST機能とは
フットスイッチを2つ用意した時に使えるようになる機能です。
スイッチを押し続けることで「ギュルギュル〜」と回転感があり段々とピッチが上昇していくディレイ音で、スイッチを離すとピッチが下降していきます。
エクスプレッションペダルの活用
通常、ノブで行う各パラメーターコントロールを、エクスプレッションペダルを使えば足元で行うことができるようになります。
エクスプレッションペダルさえ別途用意しておけば、DD-8 Digital Delayは演奏中も手を使わずにディレイタイムを変えるなどトリッキーなプレイを楽しむことができます。
ロングディレイモード
通常はA入力端子からA出力端子に接続(ノーマル接続)しますが、これをA入力からB出力接続に変えると通常時よりも2倍のディレイタイムが楽しめるロングディレイモードにすることができます。
ステレオ接続(ステレオディレイ)
出力端子A、Bからアンプ2台に接続すればより広がりのある音響空間にすることが可能になります。
DD-8 Digital Delayには3つのモードのステレオディレイが用意されています。
キャリーオーバースイッチ
本体上部に設置されたキャリーオーバースイッチ。
これは前機DDー7には無かった新機能。
キャリーオーバースイッチは、エフェクターをオフにした時にディレイ音が残すか残さないかを「ON・OFF」で選択できるようになる機能です。
フレーズ終わりに瞬時に音をカットしたいときは「OFF」にすると締まりのあるフレーズに。
逆に「ON」にしてディレイ音を残し、フレーズの余韻を作るなどと言うように使用することができます。
DD-8 Digital Delayのメリット・デメリット
メリット:超多機能
11種に及ぶディレイモード、接続の仕方によって変わるエフェクト効果、外部フットスイッチを使った操作など、この小さな一台にこれでもかと言うくらい様々な機能が詰まっています。
デメリット:複雑な操作性
メリットの裏返しになりますが、DD-8 Digital Delay(デジタルディレイ)の多機能さはそれだけ複雑な操作性に繋がっています。
ディレイ慣れしていない人には少しハードルが高いエフェクターとも言えます。
もちろんディレイでも多くの機能が詰まっていたほうが、より演奏の幅が広がります。
したがって、DD-8 Digital Delayを購入しても損をすることは無いと言えます。
しかし、シンプルなディレイのほうが、より完成系に近づけるのは簡単。少ない操作や調整で済みますから。
逆に、DD-8 Digital Delayは自分の音を見つけるまでに時間を要しますし、正解が分からないことだってあります。
DD-8 Digital Delayはこんな人におすすめ
- DDシリーズ最新モデルに興味がある方
- 多彩なデジタルディレイ機能を使いたい方
- 小さく軽い筐体が良い方
DD-8のご紹介をさせていただきましたが、さすがBOSSデジタルディレイ最新モデルのスペックにふさわしい1台になっていますね。
今回ご紹介したDD-8 Digital Delay(デジタルディレイ)の情報が少しでもお役に立てば幸いです。
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