ギターワイヤレス全メーカー比較おすすめランキング/シールドはもう邪魔じゃない

ギターワイヤレス全メーカー比較おすすめランキング/シールドはもう邪魔じゃない

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デジタル技術の進歩により、家電をはじめ多くの電気製品は性能が向上し、低価格化が進んできました。

その恩恵は、音響機器や電気楽器にも影響を与えています。

特に、ギターワイヤレスシステムは、性能と価格面での進化は目覚ましく、数十年前では考えられないほどの価格で販売されています。

製造するメーカーも増え、販売されているモデルもかなりの数になりますので、初心者の人はどれを選んだらよいのか戸惑うことも多いと思います。

ここでは、現在、市販されているワイヤレスシステムの中から、気になるモデルをチョイスし、そのメリット、デメリットを比較していきます。

皆さんのワイヤレスシステム選びの参考にしていただければ、幸いです。

目次

目的を明確化してギターワイヤレスシステムを選ぶ

ギターワイヤレスシステムの導入を考えている人は、「煩わしいシールドから解放されたい」ということが最大の目的だと思います。

そこから先の話として、自分にとって『重要視する点』と『そうでない点』があると思いますので、その点を整理する必要があります。

例えば、口コミ評価で「音が良い」と高評価なワイヤレスシステムがあり、価格が10万円でおすすめランキング1位だったとします。

では、ワイヤレスシステムを探している全ての人にとって、このランキング1位のワイヤレスシステムをチョイスすることが正解かというと、そうではありません。

アクティブにライブアクションを決めたいと思っている人の場合は、音質よりも受信状態が良いワイヤレスシステムの方が正解です。

自宅で練習するだけで「聞こえればいい」という人の場合は、数千円のシステムで充分だと思います。

使用する目的が違えば、それに応じて「選ぶ基準」も変わりますので、人によって『正解』も変わります。

これからご紹介するランキングも、その意識をハッキリ持って参考にしてください。

ワイヤレスの選び方の基準となる項目

それでは、ワイヤレスシステムを選ぶ場合に、基準となるポイントについてご紹介していきましょう。

無線キャリア周波数(使用する周波数帯域)

ワイヤレスシステムが使用する電波の周波数のことで、2種類あります。

2.4GHz帯
音質が良く低価格なモデルが多いのですが、Wi-FiやBluetoothの周波数帯と同じなので、ノイズや音飛び、混線などのリスクがあります。
心配な人は、自動的にベストな回線を探してくれるシステムを搭載したワイヤレスシステムをチョイスすることをおすすめします。

B帯
多くのワイヤレスマイクなどで使用されている周波数帯域です。
音質は2.4GHz帯に劣りますが、Wi-FiやBluetoothの周波数帯域とは異なるので、それらの機器から電波干渉を受ける心配はありません。
2.4GHz帯より通信可能範囲が広いことも、メリットのひとつです。

最大チャンネル数

2.4GHz帯やB帯など、同じ周波数帯域の中で使用できるチャンネル数です。

チャンネル数が多いほど、混線や電波障害が発生した場合の『逃げ道』が多いということなので、なるべく最大チャンネル数が多いワイヤレスシステムを選択したほうが安心です。

1台のワイヤレスシステムに対して、最低でも2チャンネル(メインとサブ)を確保しておいたほうが良いですね。

バンドの場合は、他のメンバーが使用する周波数との兼ね合いも大切な選択要因です。

自分のプレイスタイルと通信可能範囲

どういう状況や環境でワイヤレスシステムを使うかを考えて、電波の到達範囲を選択してください。

スタジオでバンド練習する場合は、15m程度の到達距離があれば問題ないと思います。

ライブハウスの狭いステージがメインのバンドなら、20~30m程度も届けば十分です。

広めのステージならば、40m~60m程度は欲しいところです。

いくら音質が良いワイヤレスシステムでも、プレイ中に音飛びやノイズが入っては台無しなので、通信可能範囲は広いに越したことはありません。

自分がプレイするステージの大きさや、ご自身のステージアクションの範囲を考えて、余裕を持った選択をおすすめします。

レイテンシ(遅延時間)

ギターワイヤレスシステムの場合、ピッキングしてから音が出るまでの時間(遅れ)です。

単位はms(ミリセカンド:1/100秒)で、ネット情報では人間がストレスを感じる遅延は50ms以上と言われています。

レイテンシが短いほど高性能ということなのですが、現在市販されているギターワイヤレスシステムの数値は10ms以下の製品ばかりなので、特に気にする必要はないかもしれません。

トランスミッターの形状

トランスミッター本体にフォンプラグが取り付けられているタイプ(ギターに直刺しするタイプ)と、ギターとトランスミッターをケーブル接続して、トランスミッターをストラップなどに固定するタイプがあります。

直刺しタイプはギターに取り付けてしまえば取り回しが楽なのですが、楽器によってはプラグが刺さらないことがあるかもしれません。

又、ギターをぶつけたり倒したりしてトランスミッターにダメージが加わると、プラグ部分から破損するリスクが大きいです。

トランスミッターが壊れて本体を修理に出すと、その間、ワイヤレスシステムが使えなくなってしいます。

そうなると、トランスミッターだけを買い替えたほうが良いかもしれません。

一方で、ケーブル接続するタイプは取り回しが少々厄介ですが、ぶつけたり倒したりというようなアクシデントでダメージを負うリスクは少ないです。

万が一、プラグ部分が破損してもケーブルを交換すれば済むので、その面でも安心して使用できると思います。

トランスミッターの電源

充電式か乾電池式かということです。

充電式は乾電池を買う必要が無いので、維持費を安くすることができます。

専用バッテリーを使用するので、トランスミッターが小型軽量化されたモデルが多いです。

反面、充電切れやバッテリーのヘタリに関して、注意を継続する手間がかかります。

一方で、乾電池式は乾電池をストックする必要がありますので、それなりに費用がかかりますし、廃棄電池がでますのでエコでもありません。

しかし、電池切れの場合でも、コンビニなどで感電池は販売されていますし、本番前に新品の感電池に入れ替えておけば、ライブ中も安心してパフォーマンスに専念することができます。

ちなみに、プロの現場では、充電式よりは乾電池式の方が信頼されています。

レシーバー

まず、受信機の大きさが問題点です。

レシーバーには、据え置きタイプとペダルボードタイプがあります。

据え置きタイプは視認性が良く、外付けアンテナを装着できるタイプもありますので、安定した受信環境を得ることができます。

反面、ペダルタイプよりも大きいので、ギターとエフェクターボード以外に、もうひとつ荷物が増えてしまう点がマイナス面です。

一方で、ペダルボードタイプは、エフェクターボードに収納できるサイズなので、ボードシステム内に収まりがよく、持ち運びが楽な面がメリットです。

しかし、据え置きタイプのように本体にディスプレイが取り付けられないので、バッテリー残量や受信チャンネルなどのステータスが確認しにくいというデメリットもあります。

又、チューナー機能があればペダルボードがスッキリするので、チューナー付きレシーバーもおすすめです。

出力の種類

ギタリストの人は、レシーバー出力はギターアンプに接続できれば良いので、フォン出力だけ装備されていれば十分ですが、ベーシストはキャノン(XLR)出力付きのレシーバーも選択肢に入れたほうが良いと思います。

ベースの場合、ライン録りすることが多く、その際には『DI(ダイレクトボックス)』を使用します。

もし、レシーバーにキャノン出力が装備されていれば、ミキサーさんにはそこから出力が提供できるのでDIが不要になります。

宅録でベースを使う場合も、キャノン出力からダイレクトにオーディオインターフェースへつなげることができるので便利ですよ。

音質

ワイヤレスシステムを使うと、シールド接続の時と比較して「音が変わる」ことを心配する人がいると思います。

その違いが分かるセンスを持った人は、普段使っているシールドをやめて、別のメーカーのシールドに替えても、音の違いが分かるのではないでしょうか。

結局、接続方法が変われば、音が変わるということなのです。

このことは、避けて通ることができない現実です。

ですから、ワイヤレスシステムを導入する際には、実際に楽器店へ出向いていき、現物を試してみて、その音を「受け入れる」か「拒否する」かを、ご自身で判断するしかないのです。

音質の問題ばかりは個人の好みなので、口コミやランキング評価を鵜呑みにしないで、自分で確認したほうが良いと思います。

又、考え方を変えて、ワイヤレスシステムを導入することをきっかけに、新たに音作りを始めるのも良いかもしれません。

ギターワイヤレスシステムおすすめランキング

1位:SHURE GLXD16

無線キャリア周波数2.4GHz
レイテンシ4.0~7.3ms
ダイナミックレンジ120dB
通信可能範囲60m
トランスミッター電源SHUREオリジナル・リチウムイオン式充電池:SB902(最大16時間連続使用可能)
コスパ4.5
総評4.9

プロ用音響機器メーカーとして有名なSHUREのギターワイヤレスシステムです。

イチオシのポイントは、『シールド接続よりも音が良くなる』という点です。

GLXD16ユーザーの多くは、「シールドを使った時よりもワイヤレスの方が音が太くなり、存在感がある音になった」というコメントを寄せています。

又、自動的に最適な周波数を選出してシームレスに切り替えてくれるので、混線トラブルのリスクが少ない安定した通信が可能です。

高精度なクロマチックチューナーも内蔵されているので、ペダルボート内の整頓にも役立ちます。

価格はちょっと高めですが、私のイチオシです。

ここがおすすめ

・シールド接続よりも音が良い
・最適な周波数を自動検出しシームレス接続
・高精度クロマチックチューナー搭載
・ペダルエフェクターサイズのレシーバーでエフェクトボードに収納可能

2位:BOSS:WL-60 Wireless System

無線キャリア周波数2.4GHz
チャンネル数14チャンネル
レイテンシ2.3ms
ダイナミックレンジ110dB以上
周波数特性20Hz~20kHz
通信可能範囲20m
トランスミッター電源単3アルカリ電池2本(約25時間)
コスパ5.0
総評4.8

税込価格が3万円以下なので、比較的、購入しやすい価格設定だと思います。

レシーバーには大型のLCDディスプレイが装備されているので、受信チャンネルや電池残量などをリアルタイムで確認することができます。

高音質と低レイタンシを追求した設計となっており、クリアで艶がある音質と2.3msという超テイレイテンシを実現しています。

(第1位のSHURE GLXD16よりも速いです)

ユニークな点は、シールド接続の際にケーブルの長さによって発生する音質の変化を再現する『ケーブル・トーン・シュミレーター』と呼ばれる機能が搭載されていることです。

一方で、唯一、残念な点は、チューナー機能がないことです。

この価格ならチューナー無しは仕方がないことなのですが、クリップオン・チューナーが千円程度で買える時代なので、もうちょっと頑張ってほしかったです。

ここがおすすめ

・3万円以下では十分な音質
・上位機種を凌ぐ驚異の低レイテンシ
・大型LCD搭載なのでリアルタイムでステータスを確認できる
・アルカリ電池で25時間使用できるトランスミッター
・ペダルエフェクターサイズのレシーバーでエフェクトボードに収納可能
・トランスミッターが乾電池仕様

3位:SHURE GLXD14

無線キャリア周波数2.4GHz
レイテンシ4.0~7.3ms
ダイナミックレンジ120dB
通信可能範囲60m
トランスミッター電源SHUREオリジナル・リチウムイオン式充電池:SB902(最大16時間連続使用可能)
コスパ4.8
総評4.7

GLXD16のレシーバーを据え置きタイプにしたシステムです。

据え置きタイプにすることでLCD画面の視認性が良くなり、SHUREリチウムイオンバッテリー用充電ポートが内蔵されているので、ワイヤレス使用中でもバッテリー充電が可能になりました。

又、チューナー機能は外されてしまいましたが、キャノン(XLR)出力が追加されましたので、ダイレクトボックスとしても使用することができます。

ベーシストの人は、ダイレクトボックスとしても使用できますので、コスパ的にもおすすめです。

ここがおすすめ

・ワイヤレスマイク並みの高音質
・安定した通信環境を確保したい人
・堅牢な金属ボディ
・プロ音響機器メーカー『SHURE』の品質
・ダイレクトボックスとしても使える(※ベーシストにおすすめ!!)

4位:Line6 Relay G50

無線キャリア周波数2.4GHz
チャンネル数12チャンネル
ダイナミックレンジ120dB
周波数特性10Hz~20kHz
通信可能範囲60m
トランスミッター電源単3アルカリ電池2本(約8時間)
コスパ4.7
総評4.6

エフェクターボード仕様ですが、2本のアンテナを装備することによって、通信可能範囲が60mと広くなっています。

電波干渉に関しても、Line6独自のDCL(デジタル・チャンネル・ロック)テクノロジーで回避しています。

電源を入れてチャンネルを選択するだけで、すぐに使用できるという操作性も、おすすめポイントです。

肝心の音質ですが、シールド接続と遜色がないという口コミが多いです。

ここがおすすめ

・通信範囲が広範囲・混線やノイズ、電波切れのリスクが少ない
・驚異の周波数特性(10Hzは人間の可聴範囲外)
・ワンランク上のダイナミックレンジ
・トランスミッター電源が乾電池仕様
・ちょっと大きめだけれどペダルボード仕様
・チューナー出力がある

5位:BOSS WL-50

無線キャリア周波数2.4GHz
チャンネル数14チャンネル
周波数特性20Hz~20kHz
ダイナミックレンジ110dB以上
レイテンシ2.3ms
通信可能範囲20m
トランスミッター電源充電式リチウムイオン電池(充電3時間、稼働10時間)
コスパ4.9
総評4.5

BOSSのワイヤレスシステムは、レイテンシの速さが最大のメリットです。

他社製の1万円高いモデルを使っていたギタープレイヤー氏は、同製品のレイテンシに遅れを感じていましたが、BOSS製に乗り換えたら、一気に遅れがなくなったという口コミを寄せているほど、その速さは体感できるようです。

操作方法も簡単で、トランスミッターをレシーバーのドッキングポートに接続して電源を入れるだけで、ペアリングが完了です。

音質に関しても好評で、ネットには、「マイクロフォンを繋いでワイヤレスマイクとして使用しても、全く問題なく使用できる素晴らしい音質」というコメントもあるほどです。

又、この価格でケーブル・トーン・シミュレーション機能が搭載されているのも、特筆すべきポイントです。

ここがおすすめ

・操作が簡単
・ワイヤレスマイクとして使えるほど音質が良い
・驚異のレイテンシ
・この価格でケーブル・トーン・シミュレーション機能を搭載
・コスパが良い

6位:Line6 Relay G30

無線キャリア周波数2.4GHz
チャンネル数6チャンネル(マニュアルで切替え)
周波数特性10Hz~20kHz
ダイナミックレンジ118dB
レイテンシ2.9ms
トランスミッター電源単3アルカリ電池2本(連続使用約8時間)
コスパ4.7
総評4.5

Line6のワイヤレスシステムの音質は、音痩せするというよりは『ハイ上がり』する傾向にあるようです。

そのため、15フィートと30フィートの2段階切替式ケーブルトーンが搭載されています。

又、DCL(デジタル・チャンネル・ロック)による干渉の排除や、コンプレッションのないピュアなサウンドは、通信可能範囲ギリギリでも変わらず受信することができます。

BOSSの同価格帯モデルと比較して、通信可能範囲が10mも広い点もおすすめのポイントです。

ところで、Relay G30だけは、販売店によって価格差が5千円前後もあります。

ですから、購入先はしっかりと比較検討したほうが良いですね。

ここがおすすめ

・ライブでも壊れにくい堅牢さ
・安定した通信環境なので、ライブアクションも思いのまま
・コンプレッション皆無のピュアなサウンド
・ライブで安心の乾電池仕様
・Line6製品の中ではレイテンシが速い

7位:BOSS WL-20

無線キャリア周波数2.4GHz
チャンネル数14チャンネル
周波数特性20Hz~20kHz
ダイナミックレンジ110dB以上
レイテンシ2.3ms
通信可能範囲15m
トランスミッター電源充電式リチウムイオン電池(充電3時間、稼働12時間)
レシーバー電源充電式リチウムイオン電池(充電3時間、稼働10時間)
コスパ4.9
総評4.4

プラグインタイプのワイヤレスシステムです。

この価格で上位2機種のレイテンシや周波数特性など、高スペックを踏襲していますので、コスパ的にはイチオシです。

サウンド面での劣化や変化を感じるという口コミも全くありません。

レシーバーのコネクターにトランスミッターを差し込むだけで、最適なワイヤレス接続を自動で設定してくれるので、誰でも簡単に取り扱うことができます。

ここがおすすめ

・BOSSならではの超低レイテンシを低価格で!
・レシ-バー差し込むだけの簡単ワイヤレス接続
・エコな充電方式
・コスパ最高!

8位:Line6 Relay G90

無線キャリア周波数2.4GHz
チャンネル数14チャンネル
周波数特性10Hz~20kHz
ダイナミックレンジ120dB
レイテンシ2.9ms
通信可能範囲100m
トランスミッター電源単3アルカリ電池(約8時間)
コスパ4.5
総評4.4

1Uのラックマウントタイプなので、アンプトップに置いて使います。

Relay G90の最大の特徴は、2台のトランスミッターを交互に選択して接続する「トグル機能」です。

これにより、簡単に複数の楽器を持ち替えることが可能になるので、ライブパフォーマンスの幅が、グッと広がります。

又、通信可能範囲が、このクラスのギターワイヤレスシステムの中で最長の100mという点も、イチオシのポイントです。

ここがおすすめ

・2台のトランスミッターをトグル設定で接続可能
・通信範囲がクラス最高の100m
・低レイテンシ
・1Uラックマウント仕様で「ライブ映え」する!

9位:SHURE BLX14

無線キャリア周波数帯B帯
通信可能範囲90m
チャンネル数6チャンネル
トランスミッター電源単3アルカリ電池2本(連続14時間)
コスパ4.5
総評4.0

ギターワイヤレスシステムが使用する周波数帯では珍しい『B帯』なので、取り上げてみました。

B帯は、一般的なワイヤレスマイクの周波数帯域で、2.4GHz帯と比較して長距離まで電波を飛ばすことが可能です。

デメリットとしては、ワイヤレスマイク利用者が多い環境では混信するリスクがあることが挙げられます。

逆に、ギタリストやベーシストが多い環境では2.4GHz帯を使用するワイヤレスシステムが多いと思いますので、トラブルは少ないと思います。

ここがおすすめ

・プロ音響機器メーカー『SHURE』の品質
・到達距離を伸ばすことができる

10位:Xvive XV-U2

無線キャリア周波数2.4GHz
チャンネル数4チャンネル
レイテンシ6ms未満
通信可能範囲30m
電源リチウムイオンポリマーバッテリー(充電1.5時間、駆動約5時間)
コスパ4.8
総評4.0

最近、話題のワイヤレスシステムです。

この価格でワイヤレスが構築できるのですから、話題になるのも当然かもしれません。

某楽器通販サイトの口コミも、圧倒的に高評価(総合評価4.3)なので、そこそこなクォリティはありそうです。

しかし、評価は、「この価格なら良い」という内容なので、ユーザーも過度な期待はしていないようです。

家やリハスタ用としては、十分な機能はあると思います。

しかし、中国製なので、製品にバラつきが多いようです。

数パーセントの確率で、1か月から1年弱でトラブルが発生するという報告があります。

ですから、購入の際には、現品交換に対応しているキチンとしたサイトを利用することをおすすめします。

決して、元箱や書類一式を捨ててはいけません。

ここがおすすめ

・コスパ
・手軽にワイヤレスシステムを試してみたい人

まとめ

ギターワイヤレスシステムは、メーカーによってキャラクターの違いがハッキリ出ていました。

まず、SHUREは、さすが、ライブボーカル用マイクの定番であるSM57を世に送り出した世界的な音響機器メーカーだけあって、音質に関する評価は抜群です。

一方、BOSSはレイテンシの速さが秀逸で、低価格モデルでもハイエンドモデルと同等の2.3msという超テイレイテンシを叩き出しています。

Line6に関しては、通信可能範囲が広く、安定した通信機能が高評価です。

又、Xviveをはじめとする中国製品ですが、コスパの高さには驚かされます。

しかし、製品の品質にバラつきがあり、当たり外れや耐久性に関するリスクが大きいので、そのあたりの不確実性を加味したうえで購入するというユーザー以外には、おすすめできません。

そんな中で、Xviveは比較的、安定している製品なので「とりあえず、自宅練習用に」という人には良いかもしれません。

最後に、要点を整理しておきます。

SHURE  音質重視
BOSS   超低レイテンシ
Line6   通信可能範囲
中国製品  練習用

これらのキャラクターを念頭に、予算に応じてモデルやグレードを選択すれば良いのではないでしょうか。

ギターワイヤレス全メーカー比較おすすめランキング/シールドはもう邪魔じゃない

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