Whammy DTとは?
DIGITECH( デジテック )が製造しているWhammy(ワーミー)ペダルシリーズの派生品です。
このペダルはWhammyペダルとTheDropペダルの機能を合わせたものなのですが、さらにこの2つのエフェクターにプラスの機能を持たせています。
今回はDIGITECH社の看板モデルWhammyペダルのシリーズ「Whammy DT」を使い方を含めてレビューします。
Whammyシリーズ使用アーティスト
- 布袋寅泰
- Sugizo (LUNA SEA,X JAPAN)
- HIDE(X JAPAN)
- DAITA(SIAM SHADE)
- 高中正義
- Steve Vai
- トムモレロ(Rage Against Machine)
- ジョニーグリーンウッド(Radiohead)
個性の強い自分のサウンドを持ったギタリストが使用しています。
DIGITECH/Whammy DTのスペック
商品名 | Whammy DT |
メーカー | DIGITECH |
概要 | ワウペダル |
特徴 | Whammyペダルにプラスα |
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DIGITECH/Whammy DTの音質や特徴
音階の上げ下げの幅がとても大きい
そのため、エフェクト効果をより目立たせるサウンドが可能になりました。
チューニング変化も上下半音ずつ1オクターブずつ変化します。そのため細かいかつ幅広い音程表現が可能です。
拡張機能が利用可能
簡単に言うと、プリセットを作れるというイメージで使用可能。また専用のフリーソフトで簡単にプログラム設定ができますよ。
Molten MIDI Tは現在販売されていないので、こちらのワーミーコントローラーで代用可能です。
フットスイッチを増設可能
FOOTSWITCH端子には、文字通りフットスイッチを増設することができます。
この機能を使用することで、ライブ中でも音程の変更が可能になりますよ。
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ユニゾンフレーズも1人でこなせる
つまみをHARMONY側に回せば、最大上下1オクターブまでのサウンドを原音と重ねることができます。
この機能を使えば、ギターソロに厚みを持たせることができますよ。1人で2人分の効果があるのでバンドサウンドの可能性を広げられます。
Momentaryスイッチで好きなタイミングで効果を発揮
Momentaryスイッチを使用すれば、スイッチを踏んでいる間だけエフェクト効果を得られます。
Whammy DTでは
- ドロップチューンがオフ時には踏んでいる間のみオン
- ドロップチューンがオンの時には踏んでいる間のみオフ
という使い方ができます。
Whammy DTとWhammy5と違い
Whammy5にはWhammy DTについているDroptuneの機能がついていません。
しかし、Whammy5は今までのWhammyシリーズではなかった、CLASSICモードCHORDSモードの変換スイッチが新設されました。
CLASSICは今まで通りのモード、CHORDSは和音に対応しており、コードで鳴らしても1つ1つの音にWhammy効果が得られます。この効果は新しく実装された機能です。
これらが主な違いです。
DIGITECH/Whammy DTのデメリット
デメリット1 若干のノイズが発生する
電源をオンにしたときにサーっという音が発生します。
アンプの歪みなど関係なく発生するので、おそらくエフェクター自体が原因で発生しているものと思われます。
そこまで大きい音ではないですが、気になるのであればノイズゲートなどでノイズ対策をする必要があります。
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デメリット2 元のサウンドが変わる
Whammyを使用すると、若干元のサウンドが変わりエフェクターをかけて作った音のように聞こえます。
基本の音をアンプで作りこんでもチューニング変化のために使用しようとすると、音が変化してしまい困惑する恐れがあるので注意が必要です。
デメリット3 日本語の説明書がない
Whammy DTには日本語の説明書が存在しないため、自分で使いながら覚えるかネット検索で調べなければなりません。
教えてもらわないと気が付かない機能がたくさんあるエフェクターなので、簡単な使用例などの日本語版があると使うイメージがわきやすくなり購入しやすくなると思うので、ここは残念なポイントです。
Whammy DTの使い方やアレンジ方法や音作りのコツ
使い方1 ギター本体をいじらずにチューニング変更
音を半音ずつ変化させることができるので、ギター本体でのチューニング変更をする必要がありません。
レギュラーチューニングと同じように、ダウンチューニングにも対応できます。
1音下げ、2音下げのチューニング時にもヘビーゲージの弦を張る必要がなくなります。
チューニング変更の時間を削ってライブの持ち時間の節約もできますよ。
使い方2 アームの代用として使う
2オクターブ下げられるようにWhammyを設定すれば、アームダウンと同じ効果を発揮することができます。
この効果を利用することでアームがついていないギターでも同じ効果が得られることに加え、アーム操作によるチューニングの狂いもなくなります。
逆に、2オクターブ上げられるように設定すればアームアップの効果が得られます。
使い方3 コーラスの効果をペダルで調整
DetuneモードのDeep、Shallowを使用すればコーラスと同じ効果が得られます。
実際のライブでも十分に使える音です。
DIGITECH/Whammy DTのと同機能を持ったマルチエフェクターと比較
最近ではマルチエフェクターにWhammyの機能が搭載されているものが数多く存在します。
正直に言わせていただくと、ほとんど音質に差はありません。
しかし、ペダルの滑らかさや音質の変化の幅はワーミーが勝っているように感じます。
音の反応の速さもWhammyのほうが優れています。
DIGITECH/Whammy DTを実際に使った感想
機能は多いですが、ある程度は感覚で使いこなすことができると思います。
しかし、普段からWhammyを使用した曲を聴いていないとなかなかアイディアが浮かんでこないかもしれません。
また、エフェクトボードに組み込みたいときは、幅があるので大きいエフェクトボードを購入したほうがいいと思います。
音が変化するので、とりあえずボードに入れておこうという使い方はよくないかもしれませんね。
しかし、使い道がたくさんあるので飽きることのないエフェクターだと感じました。
私も、まだまだ研究していきます。
DIGITECH/Whammy DTはこんな人におすすめ
Whammy使用アーティストの曲はこのペダルがないと再現が難しいので、その場合必要になると思います。
マルチエフェクターでも代用はできますが、Whammyペダル独自のサウンドがあるので音を限りなく近づけたいのであれば試してみることをおすすめします。
コピー以外では、独自のサウンドを求めている方にも合うと思います。
音の幅が広いのでまだまだ新しいフレーズを作りやすいエフェクターだと思いますし、作曲アイディアがどんどん出てくることが期待できますよ。
新しいサウンドを生み出すことができるWhammy DTぜひお試しください。
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