FRIEDMAN(フリードマン)/BE-ODとは?
FRIEDMAN社のヘッドアンプBE-100のゲインチャンネルを、コンパクトエフェクターとして使えるようにしたものがBE-ODです。
マーシャル系の歪みを持っており、クランチサウンドやドライブサウンドからハイゲインなディストーションサウンドまでカバーできます。
クリーンの状態からでもかなり歪むので、これ1台でどのアンプにも対応することが可能です。
BE-100シュミレーターのような認識でいいと思いますが、一般のシュミレーターよりアンプに近いサウンドを実現しています。
今回は、アンプのようなコンパクトエフェクターBE-ODの機能をレビューさせていただきます!
FRIEDMAN/BE-ODの使用アーティスト
・西尾知矢氏(YouTubeで話題のソロギタリスト)
BE-100での使用
- Bon Jovi
- Foo Fighters
- The cult
- P!nk
- Alice in Chains
などのトップアーティストが使用しており、信頼を得ています。
BE-ODとして使用しているアーティストは少ないですが、BE-100が高価なので手が出せない方はBE-ODを使用すればほしい音を手に入れられます。
FRIEDMAN/BE-ODのスペック
商品名 | BE-OD |
メーカー | FRIEDMAN |
概要 | オーバードライブ |
特徴 | アンプで鳴らしているような太い歪み |
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フリードマン/BE-ODの音質や特徴をレビュー
特徴1 クリーンチャンネルを一台でメタルサウンドに
フリードマンのBE-ODはアンプをクリーンチャンネルに設定して音づくりをすることがおススメです。
なぜなら、BE-ODは1台つないであるだけで素晴らしいハイゲインサウンドを実現することができるからです。
感覚としてはエフェクターを踏んで音を歪ませているというより、フットスイッチでアンプのチャンネルを変えた感じに近い印象を受けます。
スタジオにハイゲインアンプがない場合でもこれ1台あれば安心です。
NirvanaのSmells like teen spiritのイントロ以上の音の幅を1台で作ることができます。
特徴2 ハイゲインなのにローノイズ
フリードマンのBE-ODの素晴らしさの1つにノイズの少なさがあります。
gainをマックスにして演奏していてもあのシャーというノイズが一切出てきません。
ですので、ノイズゲートなどのエフェクターをつなげる必要がなくエフェクターボードのスペースの節約にもなります。
特徴3 音の立ち上がりが速い
フリードマンのBE-ODはピッキングへの反応がものすごく速いです。
フルピッキングの速弾きからレガートまで、ローゲインでもスムーズに弾くことができます。
ソロを多く弾くギタリストにとってもピッキングへの反応が速くストレスのない音作りができるため、現場でも即戦力として活用可能です。
特徴4 音がつぶれない
そのため、遠慮せずにgainを上げてザクザクリフを刻んだり、サステインを生かしたフレーズを弾くことができます。
ブースターペダルをかませれば、さらに太い音を実現できます。
単体でも音が太く輪郭がはっきりしていますがお好みでどうぞ!
特徴5 宅録でプラグインの音に満足できない時にも
宅録をするときにプラグインのギターサウンドに満足できないときは、BE-ODを使用し録音すればアンプライクなサウンドで録音をすることができます。
プラグインで作ったサウンドと合わせてみるとパワーのあるサウンドを作ることができます。
FRIEDMAN/BE-ODのデメリットをレビュー
デメリット1 音の強弱がつけにくい
少しコンプレッサーがかかっている感じで、ピッキングで音の強弱をつけようとしてもはっきりとした音が出てしまいます。
速弾きなどでは頼もしい機能ですが、聴かせるソロを弾くには少し不向きな印象を受けます。
デメリット2 すべてのジャンル対応ではない
gainをゼロにしても結構歪みます。
内部トリマーを絞ってもクランチにはなりますがジャキジャキした攻撃的なサウンドなので、落ち着いた曲、ジャズなどのジャンルには向いていない印象を受けます。
デメリット3 電池駆動ができない
電池駆動ができないので、電源アダプターが必要になります。
エフェクター自体の金額が高額なので、安定電源タイプのアダプターを購入しエフェクターの故障を
防ぐことがおススメです。
FRIEDMAN/BE-ODの使い方や音作りのコツ
使い方1 trebleとpresが軸
個人的な意見なのですが、trebleとpresの効きが少し良すぎる印象を受けました。
trebleとpresを12時くらいで設定すると、少し耳が痛い硬いバリバリとした音になるように感じました。
使い方2 トリマーを左に回せばクランチサウンドも可能
内部トリマーを左に回しgainを抑えれば、クランチサウンドも可能です。
ジャキジャキとした音にはなりますが、ロック系のカッティングなどで使うととてもかっこよく聞こえるサウンドです。
gainを上げればオーバードライブをかけたようなドライブサウンドを出すことも可能で、コシがあるサウンドでありつつコードを鳴らしても音の分離がいい鳴り方をします。
使い方3 ブラウンサウンドがほしいならこれ
ブラウンサウンドは高音域の効きがよくパリッとした音の分離のいいサウンドというイメージを持っているのですが
BE-ODで再現するなら
- treble,tight 1時くらい
- bass2時くらい
- press11時くらい
- gainはお任せします
この設定で、Van Halenに近づくことができます。
気持ちいいサウンドを鳴らすことができますよ!
今までのブラウンサウンドを再現してきたエフェクターと違い、音の太さ、ノイズの少なさで音作りがしやすくなっているのでブラウンサウンドならBE-ODを使えば間違いないです。
使い方4 ゲインマックスでメタルゴッド
trebleを気持ち上げ気味で、gainをマックスにして、tightも上げ気味にしてみましょう。
あなたのギターサウンドはJudaspriestのようなバリバリのメタルサウンドに変身します。
音の幅が広いので、ハイゲインマーシャル系のアンプを使用しているアーティストであれば大抵のサウンドをまねして作ることができます。
BE-OD似ている同価格帯の機材と比較
MXR 5150 Overdriveとキャラクターがよく似ているので比較していきます。
弾き比べた結果BE-ODのほうがミドルが強め、ジャーという印象の音。
5150 Overdriveはミドルが気持ち弱く感じました。
音はブラウンサウンドですがBE-ODより少しだけトゲのない音に感じました。
つまみの違いとしては、5150 Overdriveにはノイズゲート、ブーストがついています。
しかし、プレゼンスの調整ができません。
5150 OverdriveはVanhalenサウンドを目指して作成されているため、全体的な音作りの幅を考えるとBE-ODのほうが多用途で使えます。
FRIEDMAN/BE-ODを実際に使った感想
BE-ODを使用するジャンルは、ハードロック、メタル系がメインのサウンドです。
しかし、内部トリマーを左に回せばジャキジャキとしたクランチサウンドから、オーバードライブ単体で歪ませたようなサウンドも作ることができます。
ですが、歪ませないのであれば別のエフェクターを使用したほうが早いので、BE-ODはハイゲインで使うことをメインにしたほうがいいように感じました。
以前使用していたエフェクターは、ハイゲインをうたっていてもどうしてももう1押し太さがない感じがして、ブースターを使用したりアンプを少し歪ませたりすることが必要で、クリーンから一気にハイゲインサウンドを実現することが難しい状況でした。
しかし、BE-ODはそういうことがなく1台で太いハイゲインサウンドを実現することができました。
価格面では、コンパクトエフェクターの中では高価なものに分類できる値段です。
しかし、FRIEDMAN BE-100Delux が約70万円するのに対しBE-ODは約3万円前後でそれに似た近い音を出すことができるので、とてもコスパがいいと思います。
FRIEDMAN/BE-ODはこんな人におすすめ
ハードロック、メタルなどでアンプで鳴らしているような太い歪みが欲しいのなら、BE-ODがおススメです。
バッキング、ソロどちらにも対応できる音作りが可能です。
歪みエフェクターを何台も繋げながら音作りをする必要がないので、あまりエフェクターをたくさん使いたくない人に合っていると思います。
どのアンプとの相性もいいので、仮にフェンダーツインリバーブしか置いていないスタジオ練習でもメタルサウンドの効果を発揮します。
ぜひBE-ODを試してみてください!あなたのギターライフがより良いものになるはずです。
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